アスペルガー症候群の会話の特徴
アスペルガー症候群の人との会話
アスペルガー症候群の人との会話では、なかなか言葉の意味が伝わりにくいことや、うまく要点を伝えることができないことがあります。
日常生活の会話でも、親や兄弟など時間をかけて長く過ごした人には何が言いたいかわかっても、初対面の人には理解できないことも少なくありません。聞いていることと返答が異なることも少なくなく、仕事や友人関係などでも困ることがあります。
アスペルガー症候群は大人同士でも会話が続かない
アスペルガー症候群を抱えている人は子供だけではなく、大人になっても言葉の持つ本当の意味を理解することが難しく、大人同士でも会話が続かないことがあります。
例えば、アスペルガー症候群の人に、「雨降ってない?外見てきて」と頼むと「見てきたよ!」なんていう返答が返ってくる場合があります。見てきてとは頼んだけど、求めている答えはそれじゃありませんよね?雨が降っているのか降っていないのかが知りたいのです。
また、他にも「トイレ行ってくるから、赤ちゃん泣かないか観てて」と頼むと「泣いたよ」と言われることもありえます。普通の人なら、泣いたら抱くとかあやすという行動にたどり着くのですが、次の行動まで自分で判断することは不可能であり、本当に言われたことしかできないのもこの障害の特徴です。
アスペルガー症候群の人との会話のコツ
上記のようにアスペルガー症候群の人は、真の言葉の意味を理解することは困難です。しかし、この障害を抱える人へはコツさえ覚えれば比較的スムーズにコミュニケーションを取ることができます。
例えば、上記のように雨が降っていないか確認して欲しいのであれば「外は雨降っていますか?」と聞くことや「赤ちゃん、泣いたらあやしてくれませんか」など要点をはっきりさせると確実です。
もちろん、アスペルガー症候群の人との会話はこれだけではありませんが、どんな時でも要点をわかりやすく伝えることが前提となります。
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