赤ちゃんのアスペルガー症候群
赤ちゃんの時から兆候がある?
アスペルガー症候群の早期の発見が重要ですが、赤ちゃんの時からアスペルガー症候群や自閉症スペクトラムの兆候が出ることもあります。例えば、同じ時期の赤ちゃんが人見知りを初めているのに、全く動じない子や母親が目の届かない所に行っても泣きもしない子の中にはアスペルガー症候群を疑われる子がいます。
アスペルガー症候群の赤ちゃんは、一見全く手のかからない「良い子」「お利口さん」のイメージがあり、それが障害だなんて思いもしないでしょう。
「うちの子、手がかからない」それが、本当に手のかからない子なのか、障害によってそのような性格を持つ赤ちゃんなのかの診断は個体差があるので1歳以前では難しいと言われています。
2歳児になるとアスペルガー症候群と疑われる子もいる
1歳までの乳児健診では赤ちゃんの体の構造や健康状態に着目した検診が行われますが、1歳半あるいは1歳8か月検診になると、赤ちゃんの知能や言葉の発達についても様子を伺います。動物の絵を見せて指さしをしたり、つみきをさせたりと様々な様子を伺います。
また、母親からの声かけやコミュニケーション能力についても問われます。普通の子供であれば、2歳児になると大人との話す言葉を少しずつ理解できるようになります。そこで、言葉の遅れや知能などについて観察し、アスペルガー症候群が疑われる子は定期的に様子観察が行われることや、療育に通うことになる子供もいます。
笑わないアスペルガー症候群の赤ちゃん
赤ちゃんはほとんど目が見えない状態で生まれてきますが、月齢が進むに連れて視力が上がってきます。お母さんが見えるとにこにこ笑ったり、声をあげてみたりします。
しかし、アスペルガー症候群の赤ちゃんや幼児の特徴はあやしても笑わないことや常に無表情であることも少なくありません。万が一、自分の子供さんの表情が乏しいと感じる時は、コミュニケーションを増やし、それでも気になる場合は専門家に相談してみると良いかもしれません。
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