アスペルガー症候群の特徴:自己中
アスペルガー症候群の人は本当に自己中!?
アスペルガー症候群の人の特徴の中に、「自己中」というものがあります。しかし、これには障害によるある理由が関係しています。その一つは、協調性がないことです。周囲の人の気持ちを理解することができないのがこの障害の特徴であり、相手が何を望んでいるかを考えるよりも、自分がどうしたいかを無意識に考えてしまうのです。
大人であれば、普通は相手を思いやることができますよね?アスペルガー症候群の人は相手の立場を考えることができないから自己中心性の強いタイプだと言われてしまいます。関わっていく人が上手な言葉で教えてあげられれば少しずつ理解することが可能なのかもしれませんが、「自己中な人」というレッテルを貼られてしまい、周囲から嫌煙されてしまうことがあります。
自己愛性人格障害と誤解されやすいアスペルガー症候群
アスペルガー症候群の人が周囲には無関心で自分への興味があることから自己愛性人格障害と誤解されやすい現状があります。自己愛性人格障害は、周囲が自分をうらやむことに優越感を得るタイプの人です。自分の興味に集中したいという欲求ではないことがアスペルガー症候群とは違います。
また、自己愛性人格障害の人には知的障害はなくコミュニケーション能力に問題があるわけではありません。アスペルガー症候群の人の自己中心的な部分は周囲に関心がないことと自分の興味に集中しすぎるという面では自己愛が強いように感じられるでしょう。
自分が好きなわけでも、悪気があるわけでもないのですが、社会性が未熟でこだわりの強いという特性を持つアスペルガー障害の人たちだから誤解されてしまうのです。障害の特徴と本人の性格などから人間関係においては個人差がでますが、他人と信頼関係を築くには時間がかかると言われています。
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