辛すぎる毎日に少しの希望の光がみえてきました
佐々木 40代 女性 専業主婦
うちの夫(40代会社員)がアスペルガーです。普段から忘れ物がとても多く、困っています。こだわりが強く、思った通りにならないと切れて怒鳴りまくります。外出すると大概忘れ物をして本人もとても困るはずのに、それに対する対策をしません。新幹線の改札を通って電車にのったら、チケットがない等なくすことも多く大変です。
私が心底嫌がってることも、「自分楽しいから」という理由でやめてくれません。平気な顔をして人を傷つけることを何度もいってきます。一度義両親からも話してもらったのですが、一カ月ももたずまた元に戻りました。
片づけもできないので、部屋は足の踏み場がありません。本人は置いた場所を覚えているというのですが、細かい物までは覚えていられず、いつも無くなったとパニックを起こしています。あまりに汚いので、つきっきりでサポートして部屋の片づけを本人にさせます。
ちょっと常識とかけ離れた行動を非難して厳しく注意をすると、激しく反発し、ののしられます。とにかく自分自身で責任が取れないので、すべて私のせいにして怒り、ものを壊す(自分の所有物)のもしょっちゅうです。キレると家の中でも 外でも物にあたるので、とても困りました。
自分1人の時はおとなしくしているので、特にボロはでていないと本人は思っているようですが、そうでもないと思います。会社での様子はわかりませんが、机の上は一つものを動かすとものがなだれると聞いた事があります。私の両親と会う時などは黙っていて一言も話さず、話しかけられたら最低限の返事をする感じです。
普通の事が普通にできない夫に腹立ち、大ゲンカになって離婚寸前までいったことは何度もありました。本人が自分が少しおかしな事をしていることに全く気が付いていなかったので、何を言っても聞く耳を持ってくれませんでした。
あるときから夫は同じアスペルガーの人と仕事で付き合わなくてはいけなくなりました。夫は「あいつはおかしい。やってることが変だと」激しく非難をしていたので、話の内容を夫自身の話に置き換えてみました。その時かなり驚いた顔をして、初めて自分のしてきた事を客観的に見れるようになったようです。夫が相手の文句言うたびに 話を置き換えて根気よく話して聞かせました。そこからは、私の話の助言も少しは、聞いてくれるようになり、(実行するかは別です)怒って暴れることがなくなりました。でも本質は変わっていないので、その都度なにかあれば 時間をかけて言い聞かせるのがとても疲れます。
本人が自分の症状について自覚をもつということが こんなに大事だとは思いませんでした。うちの場合は義父もたぶんアスぺなので、誰も夫にたいしてしっかり注意してくれる人がおらず、私一人で抱え込んでいる状態です。あんまり堂々と文句を言ってきますし、周りに話をしても男の人はそんなもんという言葉で片付けられて、だんだんと私がおかしいのかと思うようになってきて、カサンドラ症候群になっていると思います。今は夫もつらいのだと自分に言い聞かせて書籍をたくさん読み情報収集をして対応の仕方を勉強するとともに、自分自身が夫に振り回されないように自己啓発もしています。
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