周囲も大変だけどそれ以上に本人が大変だと実感しました
プロフィール: ままさん、36歳女性、主婦
アスペルがー症候群の友人がいます。彼女と知り合ったのは高校生の時でした。同じ高校に通っていて部活が一緒だったので仲良くなりました。最初は彼女の障害の事は知らずにつき合っていました。
知り合ってから部活の仲間やプライベートで遊んだりしてるうちに、彼女の言動で周りがついていけずにそのうち彼女は一人でいる事が多くなっていきました。実際も私も一時期彼女と距離を置きました。
しばらくして彼女のお母さんから連絡があり、彼女が学校での人付き合いで悩んでいるみたいでその事で聞いてもらいたい事があるからと連絡をもらいました。いじめてると言われるんじゃないかと、あまり乗り気ではありませんでしたが彼女の家に行き話を聞いてみる事にしました。
行ってお母さんのお話を聞いた時、今まで彼女と彼女の家族が大変な思いをして来た事、そしてこれからもずっと悩んで行かなければいけない事を知った時に自然と涙がこぼれたのを今でも覚えています。小学校にあがる前に幼稚園のお友達との関係がうまく行かず、両親も子育てをして行く中で何となく周りの子供とは違う違和感を感じていて検査を受けたと聞きました。
その時にアスペルガー症候群という障害を言われたそうです。悪気はないが思った事を後先考えずに口に出してしまう。すぐに感情的になってしまう。その場の雰囲気を読む事が苦手で周りと波長を合わす事ができない。そのために集団での生活や周りと一生に何かをする事が大変苦手である事。しかしIQは平均よりも高いという事などを聞きました。
その上でお母さんから、この子と付き合うのは確かに難しいと思うし親でも理解出来ない時が沢山あるから、あなたの事を障害があるとはいえ傷つけてしまう事があるかもしれない。だから無理して仲良くして下さいとは言えません。でもこの子が学校で周りに失礼な事を行った時などは注意してもらえませんか。そして問題が起こった時は連絡をして頂けると本当に助かります。今までこの子が皆に大変ご迷惑をかけて本当にごめんなさいねと、泣きながら頭を下げていらっしゃいました。
この後、私は彼女が間違った事を言ったりした時ははっきり注意して彼女が入りやすい様に間にたつ事もありました。でもそれは彼女の障害を知ってしまった義務感とかではなくて、彼女と付き合って行きたいと思える彼女の良い所があったからです。
その後お互い別の大学に行って就職をしました。彼女がついた職業は先生と呼ばれる職種で試験もかなり難関ですが、一発で合格しました。もちろん周りとの付き合いは相変わらずな所もあるみたいですが、何人かの方に話してうまく、そして楽しくバリバリ仕事しています。
私は結婚して専業主婦になりましたが彼女の事が羨ましく思う位に、彼女は自分の人生を真っ直ぐに一生懸命生きています。今でも頻繁に連絡を取り合っていますし、彼女がお休みの時には会ったりしています。彼女に会えた事、彼女の事を話してくれたお母様に感謝しています。
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