アスペルガー症候群の先輩
りさ 31歳 女性 事務
会社の先輩が、アスペルガー症候群です。こちらの忙しさやペースを無視して話しかけたり指導をしてくるため、はじめは嫌がらせか、あるいは先輩至上主義的な社風なのかと思っていましたが、別の社員に相談したところ、アスペルガー症候群とのことでした。
そのため、常に先輩のペースにあわせて物事を動かさないといけなく、大変です。
たとえば、急ぎの書類作成をしている間に、先輩がパソコンのセッティングをやりだし、私にいちいち配線や品番確認などを手伝わせます。いくら上司が注意しても、なぜやらなければならないパソコンのセッティングをしているのに、注意されなければならないのかぽかんとしており、さらには、注意されたことで苛立ちを見せたりしており、席が隣のため辛いです。
しかし、基本的に仕事の能力が低いわけではないため、営業への同行やプレゼンなどはほとんど問題なくできており、仕事もタイミングをはかれない、というところ以外は問題ありません。また、他の営業さんなどはかなりはっきりと「今それじゃない」と伝えるため、全体の仕事が滞ることはありません。
しかしながら、後輩としてはそうした強い口調で指示などできるわけもなく、言われるがままに作業をするため疲弊します。また、その先輩主導でミーティングを行う際は、必ずといっていいほど本題が逸れてしまい、まとまらないことかほとんどで、上司からも叱責されます。しかし、改善はありません。本人もアスペルガー症候群であることは分かっていますが、どうやら一番気にしていないようです。
上司が怒っても、気性が荒い人だから仕方ない、などと言っており、原因が自分の言動にあるとは思っていないようです。私はどうしてもその人とうまくやっていく自信がなく、また、言葉も足りないため傷つくことも多いです。
仕事の進み具合を説明しても、他の人なら５分で片付く話が、理解してもらうまで30分かかり、挙げ句私の意図とは違う形で上司に伝えられ混乱を招くことも多いです。意外と会社の中にはアスペルガー症候群の人もいるかと思いますが、ここまで自分の症状に関心のないストレスフリーな人はいないと思います。
おそらく、他の方々は自分がうまく馴染めない、反感を買うことか多いとお悩みかと思います。先輩も、もう少し自分の言葉が足りないこと、自分が理解に時間がかかることを自覚してくれるだけでいいのですが、なかなかそうならず苦心しています。
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