アスペルガー症候群の特徴:声

アスペルガー症候群の特徴:声

アスペルガー症候群の特徴:声

アスペルガー障害の人の声量

普通の人であれば、状況に応じて声の大きさを調整していると思います。例えば、授業中に隣の子に話しかけるとき、授業の妨げにならないようにひそひそ話をします。あるいは、人の文句を言うときには周囲に聞こえないように小さな声で会話をするのが一般的だと思います。

 

でも、アスペルガー症候群の子供は人の気持ちやその場の空気を察することができないのでいつでも同じような声量で接してしまうことがあります。

 

空気が読めないことで、周囲からは「うるさい子」「性格が悪い」などと誤解されてしまうことがあります。決してわざとではないのですが、周囲の状況から声量を変えることができないことで人を不快にさせてしまうこともあります。

 

小さすぎる声で話す人もいる

アスペルガー症候群の人の中には、人懐っこい人もいれば人見知りのひどい人など様々なタイプの人がいます。上記に紹介したように、対人関係を恐れずに空気の読めないタイプの人もいますが逆に対人関係を好まず対話が苦手な人もいます。人との交流を好まないタイプの人はなかなか大きな声で話すことができない傾向があります。

 

また、言いたいことがあっても、うまく言葉にすることができないこともあり、重要なところで自分の意思を伝えることができない人もいます。信頼できる人なら話せるけど、初対面の人を目の当たりにすると言葉が詰まってしまうこともあります。

 

声の大きさは症状から生じる

アスペルガー症候群の人が身近にいる人は、特徴として声の大きさが気になる人もいると思いますが、周囲の状況を読めないという症状からの結果だとも考えられます。

 

または、対人関係の自身のなさで声が出ないなど、声の大きさそのものが症状ではなく周辺症状だと言えるでしょう。

 

声の大きさ、突然の大声や甲高い声などは個性もありますが、根本的な原因を見直し訓練を受けることで改善されることが期待されます。

スポンサーリンク