アスペルガー症候群と物忘れ

アスペルガー症候群と物忘れ

アスペルガー症候群と物忘れ

アスペルガー症候群は物忘れがひどい!?

アスペルガー症候群の人を家族に持っていたり、職場や学校で関わっている人の多くは、物忘れの多さが目につくことがあるかもしれません。

 

大切な授業やプレゼンなどの時に肝心なものを持っていないことで大変なことになってしまうなんてことも少なくありません。普段は、大丈夫でも肝心な時に限って物忘れが激しいのは、事柄に意識が集中しすぎて目の前のものを忘れてしまうようです。

 

緊張やいつもと違う状況になると混乱を招いてしまい、普段できることができなくなってしまうこともあります。

 

これは、アスペルガー症候群の人に限らないのですが、この障害を抱えている人は一度パニックになってしまうといつもの自分を取り戻すまでに時間がかかってしまいます。

 

アスペルガー症候群の人の物忘れが生じるメカニズム

アスペルガー症候群の人の物忘れが生じるメカニズムとして考えられていることは、いくつかあります。

 

1つは、目の前から対象のものが見えなくなると無意識に他の目の前の対象に注意がいってしまうことがあげられます。

 

アスペルガー症候群の人は、自分の興味があることを除いては無関心であることが多く、ついつい目の前から対象が消えてしまうと覚えることが難しいと言われています。

 

子供だけではなく、アスペルガー症候群の大人の人も物忘れの対処方法としてチェックリストを導入している人も少なくありません。

 

○他の障害と併発するアスペルガー症候群
アスペルガー症候群の患者さんの中には、注意欠陥多動性障害や学習障害などを併せ持っている人も少なくありません。アスペルガー症候群の特徴に加え、意識が散漫して突発的な行動を繰り返す人もいます。

 

ある特定の事柄に関しては、ミスをしないのに他のことになると物忘れが激しく、周囲も本人も混乱してしまうなんてこともあります。障害の個性と表現して良いのかわかりませんが、アスペルガー症候群の人によく見られる特徴です。

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