アスペルガー症候群と泣くことについて

アスペルガー症候群と泣くことについて

アスペルガー症候群と泣くことについて

大人でも子供でもパニックで泣くことがある

アスペルガー症候群の人は、普通の人よりも周囲の状況に適応する能力が欠けることで生き辛さが生じてしまうことがあります。どうして、自分の思いを理解してもらえないのか、どうして自分は周囲の人が考えていることや思っていることを理解することができないのか、納得できなくてもどかしい気持ちになることも少なくないはずです。

 

そんな特殊な障害を持った自分自身が、どうして良いのかわからなくなり、不安や怒りの気持ちを抑えることができない時、パニックになってしまうことがあります。気持ちを伝えられない子供がパニックになってしまう例は多いのですが、感情のコントロールは大人になってもうまくできない人もいます。

 

泣いてしまうと、周囲の人は動揺してしまうかもしれませんが、泣くことそのものが悪いことではなく、むしろ良いことなのです。

 

泣くことのメリット

“泣く”という行為は身近な友人や職場の人にマイナスイメージを与えてしまうこともありますが、自分にとっては大きなメリットがあります。

 

例えば、気持ちの浄化を図ることができます。すっきりした気持ちになれば、気持ちも前向きになり、強くなることができます。泣くという行為で気持ちを浄化することでうつ病やそのほか様々な精神疾患の発症リスクを軽減することができます。

 

映画で泣くアスペルガー症候群の人は人の感情がわかる?

アスペルガー症候群の人は他人の感情を理解することができないと言われていますが、悲しいという感情そのものがないわけではありません。

 

人が死んだとき悲しいと感じる人もいれば、「え?なんで泣いているの?」という人もいます。テレビや映画で、共感することができたり、自分自身が経験したことのあることがらについては人と同じ感情を共有することができます。アスペルガー障害を持っていても、自分のこれまで生きてきた人生で経験し、学習してきたことの中に、培ってきたものはたくさんあるのです。

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