カサンドラ症候群のチェック

カサンドラ症候群のチェック

カサンドラ症候群のチェック

「カサンドラ症候群のチェックリスト」の項目は大きく3つです。妻の精神的身体的症状よりも夫との関係に偏り、コミュニケーションに焦点を当てています。

  • 2者間の少なくとも一方が低いEQ(心の知能指数)を持つか、感情の自覚・表現が下手である。
  • その結果、コミュニケーションがうまく取れない。
  • その結果、精神的身体的な苦痛を感じている。

コミュニケーションには言語だけでなくスキンシップも含まれています。言語での共感も乏しいのですが、スキンシップにおいても妻とのコミュニケーションは一方的になり、かみ合いません。

 

EQとは

心の知能指数EQは、「自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする知能」です。「社会的知性」とも言われます。知能と言えばIQを思うのですが、IQは情報を認識して処理する知能と知識を検査するもので、EQは感情に関連した質疑応答や行動を観察して判断をします。

 

他人の感情が理解できず、自分の感情コントロールも難しいアスペルガー症候群は苦手な検査です。

 

アスペルガー症候群のチェックをする

上述で3つの大きな項目を上げましたが、夫がアスペルガー症候群かどうかをチェックしなくては、自分がカサンドラ症候群かどうかも分からないのです。アスペルガー症候群のチェックリストは、多くのサイトが出していますから検索して、いくつかのサイトでチェックをしてみましょう。

 

ただし、サイトの情報は不正確であることも多いので、チェックだけで「夫はアスペルガー症候群で、自分はカサンドラ症候群」と思い込んでしまうのは危険です。

 

チェックに該当する夫

夫の行動がチェック項目に引っかかり、アスペルガー症候群が疑われる時は、夫も精神科を受診するべきです。しかし、アスペルガー症候群であっても社会生活に困っていなくて、精神科受診の理由を理解できない夫の場合、精神科受診への動機付けは困難です。

 

関係を変えるには

カサンドラ症候群の症状に悩み「夫が変われば、よい関係を築けるのではないか」と思っている女性は多いようですが、夫は変われないのです。何を変えたらよいかわからない。病院に連れて行って、アスペルガー症候群の診断を受けたところで、気が付かないものは気が付かないのです。妻としては納得できないかもしれませんが、妻が考えと態度を変える方が、容易に対処できます。

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