カサンドラ症候群と子育て
カサンドラ症候群の子育てへの影響
カサンドラ症候群の発症が子育てへの影響が一定程度あることは否定できません。子どもは両親の変化、特に母親の変化には敏感に反応します。母親がカサンドラ症候群を発症した場合、様々な症状から子供の相手があまりできなくなったりします。当然、子供は孤独を感じるようになり、自尊心が低下したり、過度に承認欲求が強くなるなど、大人になってからも影響が出続ける可能性もあります。
このように書くと不安を煽ってしまいますが、もちろんカサンドラ症候群の人は子育てが出来ないということではありません。きちんと専門家や自治体の支援を受けることで、子育ては十分に可能です。自分にも子供にも無理をさせ過ぎないことが大切です。
子供も発達障害である可能性
夫婦の一方がカサンドラ症候群であるということは、もう一方がアスペルガー症候群であるということです。そして発達障害は遺伝します。その為、子供も発達障害である可能性は高くなります。子供が乳児など小さいうちは問題ありませんが、成長するにつれて様々な問題が発生する可能性があります。
カサンドラ症候群の人にとって、関わらなければならない発達障害者が増えることは大きな負担となります。自分の限界を超える前に、医療機関や自治体に相談して、必要な支援を受けることをおすすめします。
子育てに関する支援
発達障害やカサンドラ症候群以外の部分で支援を受けることが、自分が生きやすくなるうえで重要です。
例えば、家事代行サービスなどがその代表例です。毎日しなければならない家事の負担が減るだけでも、心に余裕が出来ます。毎日頼むのは経済的に負担でも、1か月に1回や2ヶ月で1回であれば可能な方も多いと思います。
それが難しければ、単純に家事をしない日を決めてしまうのも有効です。カサンドラ症候群になる人には完璧主義の人が多いと言われています。少し自分の価値観を緩めて、自分に優しくなることも大切です。
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