カサンドラ症候群と仕事
専業主婦のカサンドラ症候群
妻が専業主婦の場合は社会的な仕事を持っていないので、夫に養ってもらっているという意識があり、夫も自分が養っているという意識がある為、そのことにより夫に対して劣等感が生まれ、対等な立場を築けていない場合があります。このことが原因で夫婦間に不和が生まれ、カサンドラ症候群を発症するきっかけの一つとなることがあります。
日本の社会において仕事というものは大きな意味を持っており、カサンドラ症候群の妻も働きに出るとお金を稼ぐ達成感と新たな人間関係を築ける自信によって自尊心が回復し、症状が改善することもあります。ただし症状が解決したとしても根本的に解決している訳ではないので、注意が必要です。
共働き夫婦におけるカサンドラ症候群
共働き夫婦の場合は、対等な立場であると思っている妻に対して、アスペルガー症候群の旦那が高圧的な態度をとったり、子育てや家事は女の仕事という一方的な価値観で妻に全て押し付けたりすることで、妻が疲弊しきってしまい、カサンドラ症候群を発症するきっかけとなることがあります。
この場合は、妻が仕事を休んで心に余裕を持たせることがカサンドラ症候群の症状を一時的に落ち着かせることになります。ただし、この場合は旦那が価値観や妻に対する態度を改めない限りカサンドラ症候群を完治させることはもちろん、症状の改善も一時的なものと考えられます。
カサンドラ症候群と旦那の仕事
カサンドラ症候群の発症の原因は、妻の仕事の有無だけではなく、アスペルガー症候群である旦那の働き方も関係しています。アスペルガー症候群である人間は仕事に熱中し過ぎて、妻とのコミュニケーションを疎かにしてしまう傾向があります。
このことが一番のカサンドラ症候群発症の原因であって、アスペルガー症候群である旦那が一つのことに熱中し過ぎないようにし、妻とのコミュニケーションも大切にするよう注意する必要があります。
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