子供のアスペルガー症候群
不登校とアスペルガー症候群
ここ最近、不登校の子どもの数が増えています。不登校の原因はいじめとすぐに思いがちですが、不登校の理由は様々です。その中に、発達障害が原因となり不登校となってしまう、というケースも数多くあります。
アスペルガー症候群の人は特性としてコミュニケーションがうまく出来ないということがあるため、集団生活がとても苦手です。学校などの大規模な集団生活は、アスペルガー症候群の人にとってはとても苦痛で、結果不登校となってしまうのです。小学校や中学校で不登校となってしまう子どもの成育歴をたどってみると、幼児のときも不登園気味だった、というケースも少なくありません。
幼児のときは親が強引に連れていける年齢なので、なんとかやり過ごせても、小学生や中学生となると、親の力ではもうどうにもなりません。そうして不登校となって、アスペルガー症候群である、と診断がつくことも少なくないのです。
※関連ページ：アスペルガー症候群と不登校の子供
療育の必要性
アスペルガー症候群であるということがわかるのが遅ければ遅いほど、その人への影響も大きくなります。本人の辛さを周囲にわかってもらえず、また本人も自分の出来なさなどを自分自身の努力のせいだと思いこみ、自己否定してしまうのです。子供のときにアスペルガー症候群であることを、親がいち早く気が付いてあげることが、その子どもの人生をより生きやすくしてあげられるのです。
子供のときにアスペルガー症候群であることがわかれば、療育を受けることも出来ます。療育を通して自己肯定感を育てたり、周囲がどう本人に接すれば良いかを両親や家族などが学べたりします。また、療育を幼児のときに受ければ、またその年齢が早ければ早いほど、本人の生活環境を整えてあげることが出来るので、不必要に本人を深く傷つけたり辛い思いをさせないですみます。アスペルガー症候群は早期発見、早期療育が求められています。
※関連ページ：子供・幼児のアスペルガー症候群の特徴
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