アスペルガー症候群と発達障害者支援センター
平成16年、発達障害者支援法が制定され、発達障害者支援センターが県に1つは設置されるようになりました。業務内容は、発達障害の本人と家族の相談と支援、支援者と関係者への教育活動、一般的な広報活動、連携した支援体制の整備です。また、支援センターから遠い距離に住む人たちの為に、児童相談所やハローワークなどでも支援活動を行っています。
相談と支援
本人と家族に向けて、メール、FAX、専用電話、来所面談の窓口を用意しています。来所面談では、本人との面接と行動観察や検査を行って、発達のアセスメントに基づいた発達支援を行います。支援センターは日々の細やかなことには関われないので、住んでいる地域でサービスを受けられるように関係機関への調整を行っています。
関係機関へは
発達障害は早期発見早期療育をすることで、本人や家族のしんどさを緩和できます。ですから、保育所・幼稚園・学校・施設職員・ヘルパーやボランティア・行政窓口担当者などが、発達障害を正しく理解して適切な対応や相談を受けられることが必要です。支援センターでは、本人の近くにいる人たちが適切な支援をするための研修をしています。
また、個別支援の為の調整会議も設定して、本人と家族の特徴に合わせた支援ネットワークの整備を進めています。
支援センターへ行ってみましょう
うちの子はアスペルガーかもしれないと思ったら、発達障害者支援センターへ相談をしてみましょう。親が気付いていなくても、保育所や幼稚園からすすめられることもあります。地方にでは県にひとつしか支援センターがないので、近隣に支援センターがない地域では、専門機関への相談をすすめられます。
早期発見早期療育
アスペルガー症候群だけでなく、発達障害は早期発見して適切な支援を受けることで、日常生活と社会生活への影響を減らせます。本人も家族も気持ちが楽になるので、早期の相談をおすすめします。
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