アスペルガー症候群と療育手帳
アスペルガー症候群の人も療育手帳の申請ができる
発達障害の子供たちの多くは療育手帳を申請している人が多くみられます。しかし、アスペルガー症候群には知的障害を伴わない人もおられ、療育手帳の申請対象にならない人もいます。
療育手帳の交付基準は自治体によって大きく異なり、知的障害を伴わなくても申請できる自治体、受給要件がIQで制限されている自治体などさまざまです。療育手帳を交付してもらうことによって得られるメリットが大きく、自治体によって異なることを不平等だと訴える人すくなくありません。
療育手帳を交付されるメリット
知的障害者に交付される療育手帳を持つことで得られるメリットは時代が進むに連れて増えてきました。税金の減額という国の制度にも優遇されますが携帯電話や公共交通機関などの日常生活においても優遇されます。また、娯楽施設などでも療育手帳を持つと割引がきくので、行動範囲もかなり広がってきます。
昔は、療育手帳を見せると偏見を持たれるということで申請しない人もいましたが、現在では療育手帳が多くの機関で当たり前のように使えるので申請できるのであれば申請したいという人が多くみられます。
療育手帳のデメリット
療育手帳を希望される人も多い一方、これを得ることがデメリットだという人もいます。療育手帳を持ち歩き、制度を利用する時には必ずそれを提示しなければなりません。
それを、バスや電車の運転手だけに見せるのには恥じらいはありませんが、一度止まって人よりも時間をかけてしまうので障害を持っていることが他人にもわかってしまいます。アルペルガー症候群は外見で判断されにくい障害なので、わざわざ他人に「障害者」であることを知らせたくないと言う意見もあります。
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