アスペルガー症候群の子どもの勉強方法

アスペルガー症候群は勉強に集中できない？

アスペルガー症候群の人はこだわりがつよい反面、自分の興味や関心がある事柄でなければ集中して取り組むことができないのが特徴です。勉強ができる人ももちろんおられますが、本人の意思がないと集中力が散ってしまいます。特に、他に自分の興味を引くようなものがあると勉強どころではなく、注意がそこに行ってしまうのもこの障害の特徴です。

普通の人であれば「テストが近いから勉強しなければならない」という意識を持って取り組みますが、アスペルガー症候群の人は「やらなければいけない」ということをわかっていてもなかなかできないのです。アスペルガー症候群や発達障害を抱える人達が勉強をするには適切な環境を提供することも一つの手段です。

アスペルガー症候群の人が集中して勉強できる方法

アスペルガー症候群の人が勉強ができる方法とは、まず最も大切なことは注意を引きそうな音や物を遮断することです。例えば、外の音やＣＤなどが少しでも聞こえると頭の中ではそれがぐるぐる流れてしまい勉強どころではなくなってしまいます。

また、集団で勉強をさせようとしても周囲が見えていると他の人が気になって勉強に集中できない人もいます。まずは、静かで閉ざされた空間で勉強することをおすすめします。特に、苦手な科目になればなるほど集中できないため強制的に勉強をさせようとするとパニックになってしまいます。

勉強しないのではなくできない障害でもあり、本人も保護者にとっても不安が募ってしまいます。保護者が不安になり急かすと本人も気持ちのコントロールが難しくなってしまうので、本人のやりたいことをさせた後に勉強をするなどのルールを作り少しずつでも勉強する習慣を身に着けていくと良いでしょう。

アスペルガー症候群の子どもの勉強方法