アスペルガー症候群の離婚率

アスペルガー症候群の離婚率

アスペルガー症候群の離婚率

アスペルガー症候群の離婚率は80%だそうです。

 

アスペルガー症候群の伴侶を持った人の場合、はじめは素直で真面目で仕事熱心ないい人だと思ったはずです。結婚したということは、仕事や家事などの生活が出来ているということですから、必要なコミュニケーションもとれている相手です。

 

伴侶の方も結婚する時には、相手に関心を持っているから、他人への関心の薄さと言う特徴も軽減されます。多くの方は結婚後に違和感を持ち始めます。自分や子供への関心が薄い、返事が返ってこない、家族イベントで共感しないなど。

 

心のこもらない人とは暮らせないと思うのは当然かもしれません。

 

離婚率が高い理由

夫がアスペルガー症候群で妻が定型だった場合、妻は夫とのコミュニケーションや感情の共有の乏しさに寂しさを感じ、カサンドラ症候群になります。

 

カサンドラ症候群で現れる症状は、自律神経失調症、体重の変動、自己喪失感、混乱や困惑感、罪悪感、抑うつ、パニック障害などです。少々改善の為には夫にも協力してもらって付き合い方を変えなくてはならないのですが、難しい場合は離婚や別居をすれば症状が消えます。

 

その他の離婚理由

妻がアスペルガー症候群で夫が定型の場合も、夫にカサンドラ症候群が現れることがありますが、離婚にはなりにくいようです。離婚に至るのは、夫が自分の気持ちを分からない妻に暴力的になる場合です。

 

また、発達障害同士で惹きあう感情があるので、アスペルガー症候群の夫婦もいて、こちらはお互いの特徴を理解してマイペースでつき合えるカップルもいれば、お互いが結婚という濃い人間関係が苦手だと気付いて別れるカップルもいます。

 

離婚する前に

離婚には大きなエネルギーが要ります。

 

別れを切り出す自分の感情コントロールと伴侶の反応を受け止めるエネルギー。

 

子供の親権、生活する場所、生活費の確保、などなど考えることもすることもたくさんあります。相手が結婚していることにこだわったら、裁判にもつれ込むかもしれません。あなたの存在にこだわっていたら、いつまでも追い回すので法的措置も必要です。

 

ただし、自分の興味のあること以外にこだわらない伴侶だったら、あっさり別れて養育費も出します。

 

離婚話はこじれやすいので、弁護士や地域の世話役などの第三者に入ってもらえたら、離婚は少し楽になります。

 

定型だって離婚する

結婚が難しい時代です。50歳までに一度も結婚したことが無い「生涯未婚率」は男性20.14%女性10.61%です。結婚しても3組に1組は離婚しています。

 

アスペルガー症候群が原因で離婚に至る確率もありますが、逆にアスペルガー症候群だから結婚が続けられているカップルもいます。

 

離婚が珍しくない時代ですから、お互いの意識次第ではないでしょうか。

スポンサーリンク