アスペルガー症候群 大人 症状

アスペルガー症候群の大人

アスペルガー症候群の大人

アスペルガー症候群が抱える悩み

ここ最近注目されている発達障害。子育てや教育において、今や外せないキーワードとなっています。

 

躾が出来ていない、不登校、子育てに悩んだ母親が相談していった結果、実はそれは躾や家庭環境が問題なのではなく、発達障害であった、という話は珍しくありません。

 

発達障害の中でも、アスペルガー症候群はよく耳にする診断名です。アスペルガー症候群の特徴として、人とのコミュニケーション能力に問題があったり、物の見方や考え方が独特であるため、社会生活に溶け込みにくいことが多くあります。子供の発達障害への理解が高まると同時に、成人の発達障害も注目されてきています。

 

子供の頃は、なんか自分は人とは違う、どうして何をやってもダメなんだろう、なぜ自分はみんなと仲良くなれないんだろう、というような生きづらさを抱えながら大人になった人が多くいます。そういった人は、幼い頃からずっと、孤立感を抱えたり、自分に自信がもてないでいました。ですが、大人になって、自分はアスペルガー症候群ではないか、と疑い、病院を訪れる人が急増しているそうです。

 

一昔前はアスペルガー症候群について認知もなければ理解もありませんでした。ですが、今は病院へ受診し、相談して、今まで抱えてきた気持ちを理解してもらえたり、今後どうすれば、より生きやすくなるのか、などを一緒にかんがえてもらるので、悩んでいる人は一度専門機関へ相談してみても良いかもしれません。子供のアスペルガー症候群の支援も大切ですが、大人のアスペルガー症候群の人もそれは同じことです。

 

アスペルガー症候群の辛さを理解する

そうは言っても今まで誰の助けも借りずに成人になったのだから大丈夫、と思われそうですが、違います。正しく理解されないまま大人になったアスペルガー症候群の人は、ずっと辛さを抱えてきているので、自分に自信を持つことが難しかったり、怖くて社会に出られなくなり引きこもってしまったり、出来ない自分を責めて自傷行為をしてしまったり、鬱などの精神疾患を抱えてしまう人が数多くいることが近年わかってきています。

 

双極性障害と診断されていた人が、実はアスペルガー症候群であった、というような話はよく聞かれる話です。こういった二次障害を抱えた成人のアスペルガー症候群の人のケアは非常に難しく時間もかかります。二次障害を起こす前に、助けを求めて適切な環境整備や対応を学ぶことが大切です。

 

※関連ページ:大人(成人)のアスペルガー症候群の特徴

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