アスペルガー症候群と絵

アスペルガー症候群と絵

アスペルガー症候群と絵

アスペルガー症候群の人の絵

アスペルガー症候群と診断された人の中には、非常に優れた絵の才能を持つ人もいます。しかし、一方では何を描いているものなのかわからないような絵を描く人もいます。それはどうしてでしょうか。同じ障害を持つ人でも差が出るのは原因があります。それらについて以下で紹介したいと思います。

 

アスペルガー症候群の…絵が下手な人もいる

アスペルガー症候群の特徴として、想像力が乏しいことがあげられます。想像力が乏しいと絵のバランスを考えて描くことが困難です。アスペルガー症候群を診断するテストでもわかるように、状況の把握をすることができ困難な障害です。一枚の画用紙を渡されても、計画的に描くことができずに人間の顔のバランスやパーツの位置が大幅にズレてしまうことも少なくありません。

 

幼児期では同年齢の子供と比較すると大きな差がみられなくても年齢を重ねるに連れて健常児と大きく差が出てしまうこともあります。療育や療養を繰り返し、状況の把握ができるように取り組んでいくことも一つの方法です。

 

サヴァン症候群は絵が上手!?

アスペルガー障害であっても、特に優れた才能を持つサヴァン症候群の人には、特別な視覚を持ち人々を魅了するような素晴らしい絵を描く人もおられます。

 

アスペルガー障害が状況の把握をすることが苦手な反面、サヴァン症候群と呼ばれる人々は感覚に優位な才能を持ちます。音楽や絵画、小説など、あらゆる分野でその能力を発揮します。

 

障害による欠点はありますが、障害を生かして生きていく術を見出すことも不可能ではありません。周りの人のサポートが必要になる場面は多々ありますが、その人らしさが尊重され、多くの人に認められることができたら、本当に幸せなことだと思います。

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