アスペルガー症候群と車の運転や免許
アスペルガー症候群でも運転免許は取得できる?
アスペルガー障害はもちろん、障害者として扱われるのですが運転免許は取得している人も多くおられます。障害者が免許を取得すると言うと、最近のニュースでもみられるてんかん発作の事故のイメージが強い方もおられると思います。しかし、アスペルガー症候群は知能も普通以上あるのですからある程度のことは支障なくこなすことができます。
ちなみに筆者の知り合いのアスペルガー症候群の人は現在仮免まではストレートで通っています。しかし、彼らの問題は路上に出てからです。さまざまな突発的な出来事に遭遇した時に瞬時の判断ができるか否かです。
私は、彼女を車に乗せて出かけたとき追い越し禁止の黄色い中央線がある道で前方に農業用機械が10キロで走っていました。私は、前方から車が来ていないことを確認しウィンカーを出して追い越しました。
その時、彼女から言われた言葉は「追い越し禁止ですよ」。ほとんどの車が追い越していく中、「追い越し禁止」のルールに縛られてしまい追い越さない方が良いという彼女は正しいのですが、これが通勤・通学前なら完全な遅刻です。禁止されていることがらでも、ほとんどの人にとって暗黙の了解だと思います。
運転免許を取ることで便利にはなりますが、規則やルールに縛られすぎてしまうことで苦労することもあるでしょう。
アスペルガー症候群でも運転士になれる
アスペルガー症候群の人でも、運転免許を取得することができるのですから運転士になることもできます。正確に言うと運転士としての資格を取得することはできます。
しかし、アスペルガー症候群は物事に臨機応変に対処することが難しいため、運転を仕事とする会社に就職することが難しいと判断されることも少なくありません。資格を持っていても雇用するのは会社であり、万が一の場合に責任を負うのも会社です。そのため、特に人を乗せる乗り物になるほど慎重になる企業が多いそうです。
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