積極奇異型アスペルガー症候群の子供の特徴
初対面でも好きな人にはべたべたとくっついて話しかける馴れ馴れしい子供です。気に入った保育士さんの側を離れず、その保育士さんが見えないと、泣いて探し回ることもあります。人なつこくて人見知りもほとんど無く、誰にでも親しく話しかけて触ります。なつかれた相手が困っていることは分かりません。集中の持続が難しいので、落ち着いて授業を受けることが難しいです。
自己中心的なコミュニケーション
相手が誰であろうと、自分の感情に任せて一方的に大声でまくしたてるように話します。特に話題が自分の興味のある分野だと、止まらなくなります。話を止められると激怒するので、皆を困らせてしまいます。
自分が嬉しい時には皆にも笑うように求めたり、悲しんでいる時には静かにするように求めたりと、自己中心的です。それでも、自分が協力したいと思った人を助けて、悩みを聞いて共感するので、クラスのリーダーシップを取ることもあります。
攻撃的と思われる
アスペルガー症候群は接触が苦手なのですが、積極奇異型はボディタッチを自然にします。しかし、相手の気持ちを考えないボディタッチなので力いっぱい叩いてしまいます。ボディタッチをされた方は「叩かれた」と被害的に思うこともあり、トラブルに発展します。また、会話中は相手の目の前に顔を寄せて、一方的に大声で話すので、威圧感を与えてしまいます。積極奇異型との交流を苦手として避ける人もいます。
いじめられることもある
積極奇異型は同級生とのフラットな付き合いは苦手です。自分から積極的に関わるか自分のペースに巻き込むコミュニケーションが得意なので、立ち位置のバランスを崩して定型のクラスで浮いた存在になると、自我の弱さが露呈します。弱みにつけ込んでいじめられることもあり、学校での居場所がなくなります。
対人関係の距離
アスペルガー症候群の積極奇異型の子供は、他者との目に見える距離の取り方の練習からはじめるとコミュニケーションが楽になります。もともと、他者と関わるのが好きなのですから、交流のルールだけを覚えれば、弱みも話せる友達を作れます。
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