積極奇異型アスペルガー症候群の大人の特徴
積極奇異型は賑やかです。落ち着きがないのでADHD(注意欠陥多動性障害)と間違われます。積極的に他人と関わっていくのですが、話題は一方的で相手の話は聞いていません。
相手の反応を気にしないで交流を求めるので、他人が困っていることに気付かないだけでなく、悲しんでいる人にも笑顔で話しかけてしまいます。感情は喜怒哀楽がはっきりしていて、過剰なほどの感情表現をします。
機嫌がいい
あまり人の好き嫌いが無く誰とでも話をします。喋りすぎてしまうくらいです。
いつも機嫌と元気が良くて、誰にでも話しかけるので、会社の環境によっては上司に可愛がってもらえます。同僚も「うるさい奴」と言いながら、一緒に遊びます。
感情が豊か
感情の振り幅が大きく感情コントロールが苦手です。急な予定変更や定位置に物が無いだけで大声をあげます。大声を上げる対象は、身内や同僚などの近しい関係の人です。
大声で怒鳴った後でも、ちょっとしたことで褒められると機嫌がとてもよくなって、怒っていたことは忘れます。
感情表現が乏しいアスペルガー症候群ですが、積極奇異型に関しては感情表現のパターンが少なく一方的で持続しないだけで、感情は豊かです。
いきなり行動する
刺激に過敏に反応します。皆が座っている場所で、急に立ち上がって走り出しりだすので、周囲の人はびっくりします。幻聴でも聞こえているのか、定型が気付かない刺激があったのかと聞いてみても、本人も何があったのか分かっていなかったりします。
その話題にあまり触れると感情が不安定になるので、周囲が配慮して落ち着いた空間を取り戻すよう心がけると、本人も落ち着きます。
古傷がある
積極奇異型は子供の頃に教室にいられないほどの落ち着きの無さや、感情の高ぶりを経験しています。同級生に馴染みたくても距離の取り方が分からなくて、迫りすぎて引かれてしまったり、先生から注意されたことをネガティブにとらえていたりと、心に古傷を抱えています。
だからこそ、皆に馴染もうとして頑張りすぎてしまっている積極奇異型は、人間関係が落ち着いた環境にいると安心できます。
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