アスペルガー症候群と生活保護

アスペルガー症候群と生活保護

アスペルガー症候群と生活保護

アスペルガー症候群は生活保護の受給対象になる?

アスペルガー症候群の人の中には就職したくても職にありつけなかったり、就労支援を受けていてもそこから本採用にいたらないなんてこともあります。両親が健在で働いておられるのでれば、経済的にも援助を受けることができるのかもしれませんが、高齢になり働くことができなくなるとそういうわけにもいきません。

 

アスペルガー症候群というハンデキャップを抱えていると、生活に困る可能性もあります。働くことも親や身内に頼ることもできない時、国の保障を受けずにはいられないのはやむを得ないことです。しかし、アスペルガー症候群もそうですが生活保護を受給することで偏見や差別を持たれることもあるのが事実です。

 

どんな時に生活保護を受給できるのか?

アスペルガー症候群でも収入を得ている場合には生活保護の対象にはなりません。また、親と同居している場合にも扶養者いるとみなされ受給対象になることは難しいと言われています。両親が健在でも一人暮らしの場合は条件が揃えば生活保護の需給対象なることもあります。

 

アスペルガー症候群の人の中には障害者年金を受給資格をお持ちの方は生活保護も受給することができますが、満額ではなく障害者年金で補えない分の扶助を受けることができます。しかし、生活保護は最低限で文化的な生活を保障するものであり、趣味を楽しんだり車を買ったり普通の人がしている当たり前のことができないのも事実です。

 

世間からは、「楽で良い」という僻みのような言葉をかけられることもあると聞きますが、けっしてそんなことありません。働からないのではなく、働けなくて援助がないと暮らしていけないのが現実なのです。しかし、生活保護を受給できたからと言って安心しきってしまわずに、働ける環境を探すことが大切です。

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