アスペルガー症候群の支援団体

アスペルガー症候群の支援団体

アスペルガー症候群の支援団体

アスペルガーだけでなく、生きづらい悩みを持つ人の支援団体は、家族会から多く派生します。特に発達障害では、自分の子供が他の子と違って育てにくいという悩みを共感し、協力して育てる環境を整えるために支援団体が必要です。

 

この項では、たくさんある発達障害支援団体の中で、一般社団法人である「日本自閉症協会」のホームページを参考にして、支援団体の活動を紹介します。

 

日本自閉症協会

全国に加盟団体を持ち、相談事業や啓蒙活動を行っています。全国大会では工夫や活動の紹介を行い議論して、自閉症の置かれている状況の改善を目指しています。

 

個人的な感想ですが、自閉症協会の配布しているガイドブックは、会員が抱えている現実の悩みに即して作られているので、アスペルガー症候群や発達障害の本人と家族の悩みを具体的に解決し、ひとりではないという励ましを得られると思います。

 

日本自閉症協会の課題

1.グループ(ケア)ホーム建設に対する地域住民の反対運動。2.強度行動障害を示す人々の受け入れ態勢の不備。3.アスペルガー症候群への区役所福祉課の不適切な対応。4.小中学校や障害児者施設における体罰・虐待事件。5.障害年金の不支給や支給停止。6.親および当事者の高齢化が進む中での対策の未整備。7.成年後見制度の運用上の問題。が挙げられています。

 

アスペルガー症候群だけでなく自活が難しい子供を抱える親は、自分のいなくなった後の子供の将来が心配です。支援団体が中心になって啓蒙活動をすすめていき、暮らしやすい社会を作ることが急務です。

 

その他の支援団体

発達障害の親が作った小さな家族会があります。たいていはホームページを持っていないので分かりにくいのですが、社会福祉協議会からボランティアの協力を得ていることがあるので、近くの社会福祉協議会に問い合わせてみましょう。

 

小さな家族会の活動の中心は母親なので、父親は参加しにくいかもしれません。学校などで気になるイベントも、家族会では気にせず参加できます。目の届く範囲で子供たちを遊ばせて茶飲み話をするだけでも気持ちが楽になります。

 

支援団体のサポートを受けよう

支援団体でサポートを受ける一番のメリットは「ひとりじゃないと思える」ことです。アスペルガー症候群の子が困っていても学校や行政に頼る勇気がない人は、支援団体のバックアップで行政支援の申請に踏み切れます。ひとりで抱え込まずに、支援団体のサポートを受けましょう。

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