アスペルガー症候群の診断方法
アスペルガー症候群かもしれない
自分がアスペルガーかもしれない、と思った場合には、どうしたら良いのでしょうか。
今の時代はネットという様々な情報を誰でもすぐに得ることが出来ます。そのため、アスペルガーについてネットや書籍などで調べていくうちに、もしかして自分はアスペルガーではないだろうか、と心配する人も少なくないと思います。
よくアスペルガー症候群を疑う人は、自分は人と接するのが苦手である、友達が少ない、大勢が苦手、などと言う人がいます。ですが、そういった個性を持ち合わせた、アスペルガーではない、いわゆる健常の人もいるわけです。
アスペルガー症候群ってどういうこと?
アスペルガー症候群というものは、ざっくり言うと、すべての人が何かしら似通った特徴を持ち合わせています。そのため、必ず全員が何かしらの特徴に当てはまってしまいます。かといって、では実は全員アスペルガーなのでは?と言うと、もちろんそうではなりません。
アスペルガー症候群と言われる人たちは、特徴に当てはまる数が非常に多く、また、多くなればなるほど、日常生活が困難となり、社会生活に馴染めず不登校になったり、ひきこもりや鬱になったり、転職を繰り返したり、などという深刻な問題を抱えてしまいます。
誰かの支援や手助けを必要としている、大きな困り感を抱えてしまう、そういった人たちが、アスペルガー症候群であるという診断がつくわけです。
アスペルガー症候群かもしれないと思ったら
人が苦手と自覚はしていても、今現在特に問題なく生活が出来ているのであれば、無理に病院を受診して診断をもらう必要もないと思います。ただ、今現在普通に生活をしているとはいえ、職場や保護者同士の人間関係で自分が原因でうまく関係が作れていない、今までを振り返ると辛い人生経験が多く、今も同じような不安を抱えているなど、今後改善していきたい、もしくは誰かの助けを借りたいと思う場合は、まずは病院、もしくは専門機関へ相談に行くことをおすすめします。専門機関での相談を通して、適した病院を紹介してもらうことも出来ます。
病院では医師の診察として今までの生育歴などを聞かれるので、事前にノートなどにエピソードなどをまとめておいても良いかもしれません。また、児童の場合は発達検査という数種類のテストがあるため、それを勧められる場合もあります。また、感覚過敏がみられる場合は、感覚過敏の傾向を調べるテストも行われます。
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