アスペルガー症候群と誤診される場合

アスペルガー症候群と誤診される場合

アスペルガー症候群と誤診される場合

アスペルガー症候群と似ている症状を持つ障害

アスペルガー症候群と似たような症状を持つ病気もあり、医師でさえ診断することが難しいと言われています。そのため、アスペルガー症候群と診断されたのにも関わらず、少し時が経てば違う病気だと判明することもあります。

 

誤った診断を誤診と言いますが、アスペルガー症候群の子供が幼い時に注意欠多動性障害や学習障害などと間違われてしまうこともあります。

 

また、アスペルガー症候群はこれらの障害を併発していることもあり、診断に時間がかかることも少なくありません。大人の場合では統合失調症や境界性人格障害を疑われることもあります。統合失調症や境界性人格障害もアスペルガー症候群と併発する人もいます。

 

「アスペルガー症候群」だから大丈夫

アスペルガー症候群の人やその家族はさまざまな症状をすべてアスペルガー症候群によるものだと認識してしまいがちですが、場合によっては誤診ということもありえるし、他の障害を併発していることも考えられます。

 

例えば、お子様の場合「アスペルガー症候群」と診断されているのにもかかわらず授業中は落ち着かずにずっとうろうろ立ち上がることや歩いていたら突然道に飛び出すことがある場合などは多動性を併せ持ちADHDの可能性も疑うことができます。

 

または、十数年前に統合失調症の診断を受けた人の中にはアスペルガー症候群も併せ持っていたというケースも少なくありません。

 

アスペルガー症候群の定義は近年定められたものであり、それ以前に別の病気や障害の診断を受けている人は、アスペルガー症候群の診断が見落とされていることも少なくありません。少しでも、気になることがあれば医師に相談し、適切なケアを行うことで生活のしづらさが少しでも改善されるのではないかと思います。

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