子供の軽度のアスペルガー症候群
発見が遅れやすい
子供が軽度アスペルガー症候群である場合、幼児期に関しては特に大きなトラブルにはならないので、本人も親も気付かないことが多いようです。学童期になると、アスペルガー症候群特有の言葉遣いや空気の読めなさが影響して、人間関係でトラブルになってしまう子がたまにいます。
しかし、成績が良い子も少なくなく、その場合は友達から一目置かれていたり、物知りなことから「博士」というようなあだ名がついて人気者になる子もいるようです。その為、幼い頃はあまり自覚することも無く、特性に困ることも少ないので、大人になって分かることが多いようです。
言葉を覚えるのが早い
小さい頃から言葉を話すのが早かったり、漢字を覚えるのが得意であったり、図鑑などを好んで読む傾向などがあります。その為、頭がいいと期待されることも多いのですが、必ずしも学校の成績と比例するわけではないようです。
それは、アスペルガー症候群は視覚情報を処理するのが得意な傾向があるので、文字や図形を認識することに長けているのです。ただし、好きなことや得意なことには人並みはずれた集中力を見せるのですが、興味の無いことには集中出来ない為、必ずしも学業成績が伴わないという結果になるのです。
親の理解が重要
軽度であってもアスペルガー症候群の特徴はある為、言語理解や言葉遣いに独特なルールがあります。その為、健常者にとっては「嫌味っぽい」、「理屈っぽい」、「物分りが悪い」などという印象を与えてしまいます。
しかし、そこで無理やり押さえつけてしまうと、子供は理解が出来ずに自尊心が低下してしまったり、逆に反抗心が強くなったりしてしまいます。まず、アスペルガー症候群の子供の場合は、話を良く聞いてあげるようにしましょう。
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