軽度のアスペルガー症候群と恋愛
交際前の問題点
軽度のアスペルガー症候群であっても、似たような服ばかり好んで着たり、相手のことを考えずに自分の興味ある話ばかりを話し続けてしまったりして、異性に好かれにくいという問題があります。
また、他者が自分に優しい言葉をかけてくれたりすると、それが社交辞令のようなものであったとしても、アスペルガー症候群の人は真意を読み取るのは苦手である為、自分に対して好意を抱いていると勘違いしてしまう傾向があります。
そして、急に相手との距離を近づけようとしたり、突然告白したりして、結果的に相手が困惑してしまい、恋愛関係を成立させることが出来ないケースが多いようです。その為、第三者に話を聞いてもらうことが有効かもしれません。
交際中の問題点
アスペルガー症候群が軽度である場合、異性と交際している人は多くいます。しかし、アスペルガー症候群による問題は交際してからも起こります。
例えば、アスペルガー症候群の人はルールを作ることが多く、3回目のデートではキスをする、5回目のデートでは相手の家に行くなどとルールを決めることがしばしばあります。これは、空気を読んで柔軟に行動することが苦手である為、一般的なルールに従うことで上手く行動しようとするのです。
しかし、相手の嫌そうな表情を読み取ることが出来ず、無理やり最初に決めたルールの通りに進めようとしてトラブルになってしまうことがあります。その為、アスペルガー症候群の人は無理をせずに相手に任せる方がいいかもしれません。
交際後の問題点
アスペルガー症候群の人は、相手から急に交際を終わらせたいと告げられると、理由が分からず困惑してしまうことがあります。健常者の人の場合、我慢したり自分なりに理由を想像したりして、感情を消化することが出来ます。
しかし、アスペルガー症候群の人は相手の気持ちを想像することが苦手である為、交際が終わった後でも、相手に理由を確認する為に電話を何度もかけてしまったり、会いに行ってしまったりして、問題になることがあります。
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