受動型アスペルガー症候群の仕事

受動型アスペルガー症候群の仕事

受動型アスペルガー症候群の仕事

決められたことだけをします。気を回して他の人の仕事を手伝うとか、次の段取りがやりやすいように準備をしておくことは出来ません。そう思ってあてにしないで仕事をしていると、空気を読んで先回りの準備をしていることもあります。

 

仕事の仕方にむらはありますが、日本企業の場合は「余計なことはしない」もしくは「休まず、遅刻せず、働かず」という企業も多いので、本人が対人関係や評価にこだわらなければ、あまり問題にならずに勤め続けられます。

 

就職活動

すすめてくれる人がいると、すすめられた会社に就職します。

 

就活はマニュアル通りにするので、自分の得意な分野で就職先を探して、マニュアル通りの面接で合格できる企業には入れます。個性や自分の意見を求められる面接は苦手です。入社してからは対人関係の距離や不用意な発言で職場に馴染めなかったりするのですが、頻繁なコミュニケーションや臨機応変な対応を求められない職場であれば続けられます。

 

向いている仕事・向いていない仕事

受動型はコミュニケーションが苦手だから、SE(システムエンジニア)が向いているとされています。SEでも仕事をするだけのコミュニケーションは必要です。

 

受動型だけでなくアスペルガー症候群は、興味のある分野の仕事は優れていますから、SE以外にも技術職で雑談と急な変更の少ない仕事ならできます。コミュニケーションが必要な仕事でも看護師、会計士、設計士などの専門職、デザインや染色、陶芸などの技術職はできます。

 

接客のみでしかもグループに対応する仕事は苦手です。努力して出来るようになっても、多大なストレスがかかります。飲食業や旅行業務、プロデュースなどは避けましょう。

 

非正規社員でも

日本の労働は長時間労働が基本です。しかし、長時間他人の中で過ごすことは、受動型にとって大きなストレスです。就職して続かなかったときは、非正規社員で時短労働でも在宅ワークでも良いのではないでしょうか。仕事をするということは、社会の中に自分の居場所を見つける事でもありますから、マイペースを通すという視点もあって良いと思います。

 

資格を取ろう

受動型のアスペルガー症候群で、仕事が続けられないほどストレスが溜まったら、休みながら働きましょう。定型の人たちだって休みたいのです。休みながら働く時には、企業にとって必要で辞めさせられない資格か、退職しても次に雇用してもらえる資格を取っておくと、就職活動が楽になります。自分の得意分野がある人は、使える資格を取っておくことをおすすめします。

 

※関連カテゴリー:アスペルガー症候群と仕事

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