カサンドラ症候群の自助グループ・自助会

自助グループのメリット

自助グループは無料で参加できることがほとんどで、参加する敷居がとても低く、多くの人が自助グループに参加することが出来るという点がメリットの一つと言えます。また、最近ではネット上でのやりとりも出来るため、心理的にも気軽に参加することが出来ます。

他にも第三者ではなく当事者の意見を聞くことが出来るので、より具体的かつ実用的な対策などの情報を手に入れることが出来ることもメリットと言えます。これだけ気軽に無料で、しかも貴重な情報を手に入れられるのは自助グループ以外には無いでしょう。

自助グループのデメリット

自助グループのデメリットは、何と言っても専門性の低さだと考えられます。ごく稀に専門家が携わっている自助グループもありますが、ほとんどの場合、参加者は当事者のみであるため専門家不在の状態になります。そこでやりとりされる情報には根拠が無かったり、思い込みや勘違いによる誤った情報であるということもあり得ます。

また、精神的に不安定な当事者が集まる為、トラブルも起こりやすくなります。自助グループでは個人間のトラブルには介入しないので、自分自身で解決する必要があり、負担が増えてしまう危険性もあります。

カサンドラ症候群における自助の重要性

カサンドラ症候群において、地方自治体や医療機関による支援は非常に重要であることは間違いありません。しかし、それと同等かそれ以上に自助も重要となります。例えば、アスペルガー症候群の症状や特徴を理解することも自助であると考えられます。カサンドラ症候群の経験者は、アスペルガー症候群について知ることで非常に楽になったという人が多くいます。

これは今まで自分が悪いのかもしれないと自分を責めてしまっていたり、旦那が悪意をもっているのではないかと疑うことで苦しんでいたのが、障害が原因であることを知って、自分や旦那を責めたり疑ったりしなくてよくなったからと考えられます。

このように、知識や考え方によって症状を改善させられる可能性があるカサンドラ症候群において、自助は重要と言えるのです。

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