カサンドラ症候群の後遺症

カサンドラ症候群の後遺症

カサンドラ症候群の後遺症

後遺症の症状

カサンドラ症候群の方は、夫婦間などでのコミュニケーションが上手くいかなかったことで自分を責めていたり、アスペルガー症候群の配偶者から精神的DVを受けていたことで、カサンドラ症候群の症状が回復した後も対人恐怖症やフラッシュバックなどの後遺症が残ってしまうことがあります。これは、いわゆるPTSDという心の後遺症のことです。

 

具体的には、配偶者から暴言を言われた経験を突然思い出して恐怖を感じたり、同じ経験をしたらどうしようという恐怖から、他人とコミュニケーションをとれなくなったりしてしまいます。PTSDのような症状は、他人が苦しみを理解しにくい為、余計に本人を苦しめてしまうこともあります。

 

後遺症の治療

カサンドラ症候群の後遺症の場合、時間の経過によって後遺症の症状が改善していくことも多いようです。しかし、数か月経っても症状が改善しない場合は専門的な治療を受ける必要があります。

 

専門家による治療法には、あえて後遺症の原因となっている場面を思い出したりする「持続エクスポージャー療法」、眼球を意識的に運動させることで症状を改善させる「眼球運動脱感作療法(EMDR)」、「漢方を含む投薬治療」などが挙げられます。どれも詳しい方法などがネット上に載っていますが、専門的な知識に基づくものなので、治療の際は医療機関などを受診してください。

 

後遺症の再発

カサンドラ症候群による後遺症が一時的に改善しても、油断してはいけません。薬が切れたり、何かのきっかけで記憶が呼び戻されると、症状が再発する可能性もあります。症状が改善したからといって、勝手に病院へ行くことや薬を飲むことをやめたりしないようにしましょう。もし症状が再発してしまった場合は、慌てずに再び医療機関を受診しましょう。カサンドラ症候群と同様、後遺症も治すことが出来ます。

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