カサンドラ症候群の母親

カサンドラ症候群の母親

カサンドラ症候群の母親

子供の母親への接し方

母親がカサンドラ症候群である場合、子供はいつも弱った母親のことを見ているため、これ以上は母親に迷惑をかけてはいけないと考え、母親の前で子供らしい行動や感情表出を控えるようになる場合があります。これは心理発達のうえで非常に問題がある状態であり、1日でも早く専門家の介入が必要であると考えられます。

 

この状態のまま大人になると、自尊心が異常に低くなる可能性などがあり、人を好きになったり、自分の子供を愛したりするなどの適切な人間関係を形成するうえで大きな障害となる場合があります。

 

苛立ちが教育に向く可能性

母親がカサンドラ症候群を発症している時というのは、母親は非常に大きなストレスを抱えている状態です。そしてそのストレスが限界を超えてしまうと、自覚しないまま子供たちにストレスをぶつけてしまうことがあります。例えば、異常に厳しくしつけをしたり、逃げ道の無いように論理的に説教したり、最悪の場合は暴力を振るってしまうなど、様々な形でストレスを子供にぶつけてしまうことがあるのです。

 

このような行為は子供たちを追い込んでしまい、心理発達にも大きな影響を及ぼす可能性が高いため、早く専門家が介入する必要があります。

 

親子関係を修復するには

歪んでしまった親子関係を修復する為には、当事者の努力だけでは不十分であると考えられます。母親の顔色を窺う子供と、子供にストレスをぶつけてしまっている母親だけでは、その状況を解決することは出来ないのです。関係が歪んだ状況で話し合いをしても逆効果となることも考えられます。

 

1日でも早く児童相談所や医療機関に相談するようにしましょう。たとえ一度歪んでしまった親子関係であっても、十分に修復することは可能です。お互いに唯一の存在である親子という関係は、思っているよりもずっと強力な絆で結びついています。

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