アスペルガー症候群に対する家族の接し方
アスペルガー症候群と家族
アスペルガー症候群の人が家族にいると、接し方についても考えさせられると思います。「普通の人と違う」ということは知っているけど、何をどのように教えてあげたら良いのかわからなかたり、パニックに陥った時にどうした良いのかと悩む人も多いでしょう。家族それぞれの関わり方があって良いのだと思います。
しかし、社会性の欠如に苦しむこの障害は、家族とも衝突することがあるかもしれません。そんなとき、お互いが一方的に意見を言い合うのではなく、まずはご家族から聞く姿勢を持つことが大切です。融通が利かなく、特定の事柄に執着するのは日常茶飯事ですが、間違ったことはその都度丁寧に教えることが大切です。何度も何度も同じことを繰り返し学習していくことで正しい認知が芽生えます。
難しいことではないのですが、アスペルガー症候群の人に何かを教えることは本当に根気がいります。家族は、「できるだけ普通の人と同じように」という思いが強いため、時には感情的に叱ってしまうこともあるのかもしれませんが、それも信頼関係があるからできることです。
叱ったら自分自身を責めてしまうようなこともあるでしょうが、これを繰り返しお互いの理解を深めていくのも大切なことだと思います。
家族会に参加してみましょう
アスペルガー症候群を大人になってから診断された方、子供のうちに診断された方それぞれだと思いますが、同じ障害に悩む人はこの世に何万といます。そのような人たちが共感できる場として家族会があります。
家族会の役割はお互いの気持ちを共感することができることや息詰まった時の対処方法やそれぞれの家族の対応なども知るきっかけになります。自分になくて他の家族にあるものを吸収し、自分にあって他の家族にないものを提供する良い機会です。
障害との付き合い方や当事者への接し方、困ったときは家族だけで悩まずに同じ悩みを持つ人々と共有することも、解決への道です。
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