アスペルガー症候群 離婚

アスペルガー症候群の離婚

アスペルガー症候群の離婚

感情の共有が出来なくて、感情表現も乏しい、言葉の使い方も独特で、何を考えているのか分からない。そんな伴侶と暮らしていけるのか、心配になることもあると思います。

 

しかし、当の伴侶の方は、相手のそんな気持ちに気が付いていません。何も言われなければ、自分は出来ていると思ってしまいます。行動を直して欲しくて話をすると、それが刺激になって昔の嫌な記憶がフラッシュバックして、大声で怒り出すかもしれません。

 

結婚する時には、素直で真面目で平等に誰にでも優しい良い人だと思って結婚したのに、一緒に暮らしてみると、とても難しい人だった。そんな状態では、離婚したくもなるでしょう。離婚率は80%だそうです。

 

離婚に至るまで

はじめはいい人だったけど、何年か一緒に暮らしていたら、だんだん嫌になってきた。これは特別なことではなく、普通の夫婦にもあることです。アスペルガー症候群の伴侶を持った人の場合、はじめは素直で真面目で仕事熱心ないい人だと思ったはずです。伴侶の方も結婚する時には、相手に関心を持っているから、他人への関心の薄さと言う特徴も軽減されます。

 

ところが一緒に暮らしたら、相手への関心が薄い、感情の起伏が激しい割には同情してくれない、妙なところにこだわってうるさい、何と言っても大声を上げて怒るポイントがよくわからない。気持ちが分かち合えなくて苦痛にすら感じるようになります。この苦痛が続いて、相手が女性の場合は抑うつなどの症状を示すカサンドラ症候群になり、男性の場合は家庭内暴力になります。

 

離婚するとしたら

離婚には大きなエネルギーが要ります。自分の感情コントロール、話し合いや世間体、子供をどうするか、どこで生活するか、などなど考えることもやることも、たくさんのしかかってきます。アスペルガーの場合、そもそも話し合いというコミュニケーションが難しいので、その分、離婚の話し合いは大変です。

 

しかし、それも個人差で、アスペルガーでも、離婚しやすい人はあっさり離婚してマイペースの生活になります。子供がいれば行政サービスなどを利用して子供の面倒も見ますし、養育費を払うのなら真面目に払います。他人への関心が薄いから、自分のこだわりのなかに結婚相手が入っていなければ、結婚にもこだわらないのです。

 

結婚相手へのこだわりがある人は、話し合いは困難で、離婚は裁判までもつれ込み、離婚後も追い回されることもあるので、それなりの法的措置が必要です。

 

離婚した後

アスペルガー症候群の夫と離婚したことで、カサンドラ症候群から立ち直った女性がいます。結婚という濃い人間関係が苦痛で離婚したアスペルガーの女性で、専門職の仕事があるから、シングルマザーでも困らない人もいます。

 

男性では定型の妻に出て行かれて養育費だけを払い続けている男性もいれば、酒浸りパチンコ漬けになっている人もいます。別れた妻の元へ訪ねて来て暴力を振るう人もいて、妻は何度も転居し怯えています。離婚をするときは、離婚後の生活もイメージして離婚することをおすすめします。

 

どうするかは自分次第

アスペルガーの伴侶と暮らし続けるのか、別れるのかは本人次第です。離婚に至るまでの苦しい日々を、楽しい日々に変えられる離婚であれば、するべきですし、問題を抱えながらでも感情的や世間的、経済的に一緒に暮らす方を選ぶ方法もあります。離婚は相手があることですから、簡単にはいきません。自分にとって何が幸せか考えて、良い人生を選びましょう。

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