アスペルガー症候群 夫 特徴

アスペルガー症候群の夫

アスペルガー症候群の夫

アスペルガー症候群の夫とカサンドラ症候群

彼にアスペルガー症候群があると知って結婚するのか、結婚してから知るのか、それとも、会話がかみ合わないとか、気配りに気が付いてもらえないなどの、不満を抱えながら生活して、ある日、アスペルガーだと気が付くのか、この3パターンがあります。

 

アスペルガーの夫はマイペースで、妻が困っていたり疲れていても気が付かないで、自分の趣味や仕事に熱中してしまいます。家庭内で何事かが起るとパニックを起こして、急に大声を上げたり暴力的な行動をとるので、起きた事柄よりも、夫をなだめる方にエネルギーが要ります。

 

夫と気持ちが分かち合えず、そのことを友達に話しても「そんな人いないよ」などと否定されて信じてもらえません。友達にも分かってもらえないストレスが溜まって、妻が抑うつやパニック障害を起こすことを「カサンドラ症候群」といいます。

 

知っていて結婚した

夫がアスペルガーだと知っていて結婚したということは、夫は収入があり、会社勤めができるか、専門職として生活できている人ではないでしょうか。頑張って社会生活を送っている人です。夫は仕事のストレスや、これまでの人生の中で抱えてきた劣等感などで急に怒り出したり、仕事で認められて機嫌が良かったり、不安定になりがちです。

 

妻は、その感情の起伏に振り回されるかもしれません。素っ気ない態度をとられて、妻である自分や子供に関心がない、もしくは嫌われているのかもしれないと思うこともあります。アスペルガーの為に家族に配慮が出来ないだけで本人にそのつもりは無い、と知っていれば、少しは許せると思います。

 

それでも、感情の共有や無言の配慮を求めると「カサンドラ症候群」の症状が出る程のストレスが溜まります。夫に感情表現や配慮を求めるよりも、具体的に自分にどうしてほしいのかを説明すれば、その通りにしてくれるか、しようと努力はしてくれます。ただ、出来ないことを求めて出来なかったときに「あー、あなたアスぺだからねー」と言うと、大喧嘩の元になります。

 

結婚して知った

夫は自分がアスペルガーだと妻に話しておく配慮ができず、妻は、結婚してから知ることもあるかと思います。それからアスペルガー症候群について調べ、今まで夫に感じて来た違和感に納得するでしょう。治ることを期待して、精神科にも行くかもしれません。

 

アスペルガーは先天性の脳機能の偏りなので、治るものではありません。感情の共有が出来ないから妻が寂しい思いをすることとか、いきなり怒り出す理由などを勉強して、関わり方を知りましょう。今は、家族の悩みを分かち合える家族会も少なくてサポートが不十分です。愚痴をこぼすところも無く、妻は自分の気持ちの妥協点を探して、家族を続けているのが現状です。

 

夫はアスペルガー症候群だった

いきなり怒り出す上に怒るポイントがよく分からない、一緒にいても話がかみ合わない、感情が共有できない夫に悩み続けている妻もいます。夫も、自分がアスペルガーだと知らず、子供の頃からの劣等感や、他人との感性のずれ、大人になってからも友達と楽しみを分かち合えない不満を抱え続けています。

 

一番身近な妻が、その不満のはけ口になることもあり、家庭内暴力や離婚に至ることもあります。暴力の理由も分からないから、妻はカサンドラ症候群をこじれさせます。

 

もし、妻が、メディアなどの知識で「夫はアスペルガー症候群ではないか」と受診して診断を受ければ、精神科スタッフのサポートも受けられ、カサンドラ症候群は軽減されます。しかし、アスペルガー症候群だと本人も家族も気が付かなかったときは、カサンドラ症候群になるほどストレスを溜めた妻も、劣等感とネガティブな記憶に苦しめられている夫も、苦しい家庭生活を送ることになります。

 

信じていい

アスペルガー症候群だと知らずに、夫と家庭を営んでいたら、特徴的な行動に振り回される妻は「カサンドラ症候群」になってしまいます。妻自身が抑うつやパニック障害に苦しむことになるので、夫に精神科の受診をすすめましょう。

 

受診してアスペルガーではなかったら、夫が怒ると思うかもしれませんが、他の精神疾患かもしれません。アスペルガー症候群の人は、感情の共有が出来なくて分かりにくいけれども、素直で真面目なので、大声で怒ったりしていても妻への信頼は変わりません。付き合いにくくても、信じてあげてください。夫の言動にどうしても耐えられなかったら、別れたらいいのです。

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