アスペルガー症候群は早く自分の特性を知ることと人間関係の整理で生きやすくなる
モモンガ、41歳、女、自営業
中学生までは友達や同級生と揉めたことがあったけど、女の子と特有の人間関係の問題だと思っていました。しかし高校生に入りますと、人間関係がガラリと変わるのと同時に、学校に馴染めなかったです。その後専門学生の時も友達がいたことから、他の同級生となんとなく違う特性は持っているなと感じましたが、アスペルガー症候群という意識はなかったです。ただ社会人になると、職場によって人間関係の馴染む馴染まないの差が激しくなってきました。
就活するまえから、自分の適性を客観的に分析し接客業は無理だなと判断したことから、事務職または技術職を選びました。ただ人間関係で躓きますとその職場にいるのが辛くなり、早いところだと1か月で辞めてしまう所もありました。
接客業とは違い限られた人と接するものの、報告・連絡・相談ができなかったり、耳から入る言葉の処理能力が低いこともあり、一般的にいう“使えない人材”という評価が出てしまいますと、同じ職場で働く人の中には冷たい対応をされることもあり、今までの職歴は普通の人より多いです。
縁があって結婚をし出産後も職場復帰したものの、やはり人間関係が馴染めないことをきっかけの1つとなり、フリーランスとして働き道を選びました。
元々、耳から入る言葉の処理能力が低いことから、連絡事項があればメールによるやり取りをメインにし、人間関係を狭めたことによって変な余裕が出てきました。フリーランスにして、仕事を取ることや事務的なことも自分でおこなうので、今までやらなかったことも仕事として増えました。しかし人間関係でストレスが溜まったり、ノイローゼになってうつ病になったこともあるので、比較して自分が大変だと感じるものを避けて、精神的な余裕を持つ方が大事だと思っています。
アスペルガー症候群の場合は、よほど周りの理解がない限り、人間関係に躓くことがあります。また人それぞれ特性が違うことから、見た目普通の人でも、話してみるとなんとなく違和感があります。自分の特性が早くわかっているほど対処方法も身に付きますし、自分の将来の探しやすいので、中には1つの仕事で続けて働ける人もいます。ただほとんどの人ができないまま、人によっては鬱病などの精神疾患に陥ってしまうので難しいです。
一番良いのはよき理解者が多くいるほど、潤滑に正しい方へと導きます。ベストな理解者としては家族ですが、家族の中には批判的な考え方もいますので、相談する時には慎重にしないと自分が傷つく結果になることもあります。
アスペルガー症候群に詳しい医師が診断すれば、早く特性を知ることもできるので、心配ならば1度専門施設に相談する方法もあります。
またアスペルガー症候群の中には、自分以外のアスペルガー症候群の見分けることもできるだけではなく、客観的に分析する能力があればアドバイスもできます。最近は、アスペルガー症候群の書籍もありますので、気になったら読んでみて改めて自分の特性を知ることも可能です。
自分の特性や適性能力を知るまでに時間が掛かりますが、自信になるものを見つけるだけで気持ちが軽くなります。アスペルガー症候群でない人よりはできないことが多いですけど、普通の人でもできないこともあるので、少しでもできることを見つけて前向きに生活することが大事です。
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