アスペルガー症候群と職場トラブル

アスペルガー症候群の職場でありがちなトラブル

社会人として働いているアスペルガー症候群の人は、年齢を重ね常識を兼ね備えた大人としての扱いを受けます。大人としての常識って考えることってあまりないと思いますが、挨拶や立ち振る舞い、気配りなどを人並みにできなければなりません。

アスペルガー症候群の中には人と接することが嫌いな人もいます。また、人と目を合わせるだけで緊張して挨拶するできない人もいます。そのため、上司や同僚が挨拶しても無視したというような小さなトラブルが生じたり、取引先への態度が悪かったり、連絡事項を怠ったりしたなどで大きなトラブルにまで発展することも少なくありません。

もちろん、会社ですから大きなトラブルを起こしてしまったら退職せざるを得ないこともあります。

同僚に迷惑をかけ嫌がられることも

アスペルガー症候群の人は自分が気になることはとことん追究する性格を持つため、他人にしつこく付きまとってしまうことがあります。それが、立場が上の人だろうが同期の人だろうが関係ない態度で付きまとうため、嫌がられることやイライラされることも少なくありません。

もちろん、最初は優しく接している同僚もそのうちには横着な態度で接してしまうこともあるでしょう。しかし、本人にとっては自分の何が悪いのかを理解することができずに苦しむこともあります。

自分の興味や関心に関してはしつこいくらいに話したり聞いたりするのに、他人に対しては興味がなく無関心な面を持ちます。そのこともあり、尚も人との関係を築くことが難しいのです。

アスペルガー症候群の人と関わる周囲の人もストレスを感じることが多いようですが、少なくても当事者も生き辛さを感じています。しかし、周囲がアスペルガー症候群についての知識があり、自分自身も上手に障害と付き合っていけるなどの条件が揃えば環境も大きく変わるのではないかと思います。

アスペルガー症候群と職場トラブル