アスペルガー症候群の人はピアノが得意?

アスペルガー症候群の人はピアノが得意?

アスペルガー症候群の人はピアノが得意?

アスペルガー症候群とピアノ

アスペルガー症候群の人の中には、ピアンがものすごく上手でピアニストとして活躍するような人もいます。そのような話を聞くとアスペルガー症候群のすべての人がピアノを弾けるような錯覚をおかしてしまいがちですが、そのようなことはありません。普通の人と同じでアスペルガー症候群の人もひとりひとり興味の対象は異なります。

 

基本的なアスペルガー症候群の人の特徴は、手先が不器用でスポーツが苦手だと言われています。そう考えると、手先が不器用ならピアノは不向きのように感じられますが、興味のある分野であれば上達は人よりも早いのもこの障害の特徴でもあります。

 

とことんこだわる、とことん追究する、好きなものであれば何時間でも没頭することができる。そんな特徴を持つアスペルガー症候群の人が好きなピアノを習い始めたら、目を瞑っても何の音かわかるほどまで極めるかもしれません。

 

アスペルガー症候群とピアノ教室

アスペルガー症候群の人が習い事を始めるには保護者と本人の意思だけではなく、ピアノ教室の講師の承諾と協力が必要になります。

 

普通の子供と違い、理解能力が乏しいことや人間関係が苦手なことなどで他の生徒さんと付き合っていくことや講師との信頼関係を築いくにも時間がかかります。本格的なレッスンに取り組む前に環境になれること、講師になれることなどからはじめる必要があります。

 

過度な期待を持たずに本人のペースが大切

アスペルガー症候群の人の才能を伸ばそうと頑張りすぎて過度に刺激を与えてしまう保護者も少なくありません。「できれば、ピアノで食べていけたら」「将来の職業に」などという思いからレッスンの日数を増やしたり自宅にピアノを買ってレッスンを強制することなどはあまりおすすめできません。

 

どのような習い事を始めるにせよ、本人が好きであり、やりたいことでなければ集中してレッスンに取り組むことはできません。特に、前述したようにアスペルガー症候群の子に関しては興味の範囲でしか意欲的になれないケースが多いのでまずは、無理なく楽しく始めることが大切です。

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