アスペルガー症候群とパニック障害

アスペルガー症候群とパニック障害

アスペルガー症候群とパニック障害

アスペルガー症候群の人はパニック障害を併発しやすい

アスペルガー症候群の人を含め、自閉症スペクトラムの人は、他の障害と併発しやすい傾向があります。

 

しかし、パニック障害や睡眠障害、強迫性障害は、アスペルガー症候群という障害そのものによって発症する病気というよりも、障害によって誘発されるいわば二次的障害とも言われています。

 

なぜ、アスペルガー症候群の人は、パニック障害を引き起こしやすいのか。それを以下で説明したいと思います。

 

アスペルガー症候群とパニック障害の関係

アスペルガー症候群は、対人関係が苦手であったり、仕事や学校で要領よく物事をこなすことができないということがあります。また、日常生活でも当たり前のことがわからないことや周囲の人が楽しそうにしているのに何が楽しいのかわからないことがあるなどあらゆる場面でストレスを感じことがあります。

 

アスペルガー症候群の人は、生活の中で生きづらさがあり、不安や心配事を普通の人よりも多く抱えています。日々、不安と隣り合わせで生活していると、「また、同じ不安に駆られるのではないか」「状況が読めないことが怖い」「孤独」「何をして良いのかわからない」などの心境からパニックになってしまいます。

 

パニック障害を発症すると暴言を吐いたり暴れることがあります。パニックに陥ってしまったら、冷静さを失い、自分ではコントロールすることができないので周囲の人がサポートすることが必要です。

 

パニック障害への対応

パニック障害を発症してしまったら、新しい環境に行く前に適応訓練をすることや信頼できる人と参加することでリスクを軽減することができます。慣れない環境やこれまでと違うことを始めることが苦手なアスペルガー症候群の人は、そんな状況でパニック発作を引き起こすこと少なくありません。

 

パニックに陥らないような配慮と、万が一パニックになっても冷静さを取り戻せるような対応が必要です。心のよりどころと、安心感を持てる環境づくりが大切です。

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