高機能自閉症とアスペルガー症候群の違い

高機能自閉症とアスペルガー症候群の違い

高機能自閉症とアスペルガー症候群の違い

高機能自閉症とアスペルガー症候群ってどう違う?

アスペルガー症候群と高機能自閉症は、別のモノだという研究者もおられるのですが、一般的には「知的障害のない」自閉症スペクトラムとして同一のものだと認識されています。

 

自閉症スペクトラムの人の中には、知的障害を著しく伴い、常時介護が必要な人もいますが、アスペルガー症候群の人は多くは自立しています。例えば、食事や排せつ、歩行、入浴などは自力で行うことができ、普通の人と何ら変わりなく過ごすことができます。

 

しかし、知的能力が乏しいと、食事を見ても食べるという認識がないことや、排せつを自力でできないなどさまざまな場面で介助が必要になります。アスペルガー症候群はIQも比較的維持されているため自閉症の中でも高い能力を持つとして「高機能自閉症」と言われることがあります。

 

高機能自閉症とも呼ばれるアスペルガー症候群

アスペルガー症候群って、高機能自閉症とも呼ばれることがありますが、自閉的な傾向がある人とない人の個人差があります。

 

「自閉症」という病気の名前の響きから「おとなしい人」「対人関係が苦手」「暗い人」などマイナスなイメージを抱いている人も少なくないと思いますが、そんなことありません。実は、非常に人懐っこい人だっているのです。

 

初めて会う人に対しての自己紹介も自ら積極的にできる人もいます。しかし、アスペルガー症候群の人は、相手の人との距離感を上手につかむことができないというのが普通の人と違い、相手との心地よい距離感がわかりません。そのため、相手に迫りすぎてしまったり、自分の話しばかりして相手の話をきかないということがあります。

 

自分が気に入ってしまったら、気持ちが高揚してしまい、その人のことで頭がいっぱいになってしまうこともあるほどです。アスペルガー症候群の人は、対人関係が上手にできて、ある程度の社会性が身につけば一般の人と何ら変わりなく過ごすことができるのではないかと思います。

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