軽度のアスペルガー症候群と結婚

軽度のアスペルガー症候群と結婚

軽度のアスペルガー症候群と結婚

結婚して初めて分かる

軽度のアスペルガー症候群の場合、交際中は少し変わっているくらいにしか思わず、結婚して初めて障害を認識することがよくあります。

 

アスペルガー症候群の人も軽度であれば、他人と接している時はこだわりを多少我慢することが出来ますが、結婚して自分と生活を共にするとなるとこだわりを我慢することが難しくなり衝突することが多くなってしまいます。

 

そのうえ、結婚する相手に対しては気を許していることもあり遠慮もしなくなるので、こだわりを否定されたりした時に辛辣な言葉を発してしまったり、激高してしまうなどのトラブルになることが多いのです。

 

自分がアスペルガーである自覚がない

もう一つ軽度のアスペルガー症候群との結婚で問題となるのが、本人に自覚がないということです。自覚がないので、相手に対する言動や自分の偏った価値観などを修正することが出来ません。専門家の介入などにより夫婦間のコミュニケーションを再構築しようにも、自分は普通だと思い込んでいるので医療機関などを受診することを拒むことが非常に多いのです。

 

特に軽度のアスペルガー症候群である場合、就いている職業によっては評価が高いことも多く、収入や地位によって自分を正当化してしまっているケースもよく見受けられます。

 

アスペルガー症候群によるメリットも

もちろん結婚相手がアスペルガー症候群であるからといって幸せな家庭を築けない訳ではありません。特にアスペルガー症候群が軽度である場合は、その律儀さや言語力の高さなどから就労に問題を抱えていないケースも多く、むしろ社会的な地位を確立している場合もあります。

 

経済的な余裕は心の余裕にも繋がり、コミュニケーションでトラブルがあっても、お互いに歩み寄れる可能性も高まります。また、自分の特性を理解している場合は、言動や価値観を修正することが出来るので、結果的に真面目さや律儀さだけが残り、健常者よりいい夫婦関係を築くことも十分に有り得ます。

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