受動型アスペルガー症候群の子供の特徴

受動型アスペルガー症候群の子供の特徴

受動型アスペルガー症候群の子供の特徴

乳児の頃は「おとなしくて育てやすい子」でした。

 

おとなしすぎることを心配した親が地域の相談室などに連れていくと、アスペルガー症候群を疑われ受診をすすめられます。保育所や幼稚園、学校ではおとなしい子です。主体性が無く流されやすいので、グループなどでリーダー格が引っ張ってくれるとついて行きます。物事に対して問題意識も低い為、ついていくグループによっては、メンバーの意見に流されて良くない行動をとってしまうこともあります。

 

友達との交流

学校では休憩時間や授業中に絵を描いたり本を読んだりと、マイペースな時間を過ごしています。

 

自分の世界で楽しめるし、他者との交流の必要性をあまり感じていませんから、自分から積極的に友達を作ろうとはしないのですが、周りの定型発達の子達が声をかけてくれるので友達はいます。他人の言葉を素直に受け止める性質があるので、先生や大人たちの「皆で仲良くしなさい」という言葉に従って、仲良くするために敏感に空気を読み過ぎて疲れます。

 

学校などの人の多いところでは、その特徴を他人に利用され、過剰な気配りを求められて自分を酷使してしまいがちです。

 

こだわりの強さ

こだわっている物事があるので、自分ひとりのマイワールドで遊んでいます。他人が話しかけても気が付かないほど集中して遊んでいる時もあれば、中断して皆との遊びに参加することもあります。受動型のアスペルガーはぼんやりしているように見えますが、頭の中は忙しいのです。

 

指示が必要

自分からすすんで考えて行動することが殆どないので、日本の学校向きの子供ともいえます。

 

具体的な指示を与えられて行動をイメージできれば何でもできますから、先生が具体的な指示を出し、友達も良い方向にリードしてくれる学校環境であれば、おとなしくて成績も優秀な子で通ります。逆に先生が子供に考えさせるタイプの先生で意見を求められる、友達に苦手な子がいると話をかわすことや切り替えしの対応が出来なくて、学校に行くことを拒否します。

 

判断が出来ないから

コミュニケーションや判断をする練習が必要です。早期に始めれば、それだけ慣れるのも早く、日常生活や社会生活の苦労が少なくなります。学校では友達との人間関係の距離が分からなくて苦労しますが、学校は通過点であり交流を含む社会生活の練習の場だと割り切って、経験を重ねていきましょう。

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